劇的な展開は無く、犯人は一切登場せず、ビルの窓は2枚割れている。
誰も登れない、ビルの3階と4階の窓ガラスが割れている。
3階の窓に人影が浮かぶ、助けを求める、瀕死の幽霊が浮かぶ。
ビルが取り壊されるとき、見つかるものは、いったい何か?
悪意の存在だけを意識させてその加害者、憤りをぶつける対象を出さない。 やりきれない、陰鬱な気分だけが残される。
謎は至極単純なもの、それを解くことで得られるのは決して爽快感などではない。 解決などではない、起きた事象は覆らない、誰も戻っては来ない。
事故に、事件に、ハッピーエンドは無い、大団円は無い。
これはミステリーじゃない、ホラーだ。
大人顔負け!ルパンの名推理!!
アオリと内容が全然合っていない。
木々津先生には思わず頬が緩んでしまうような、そんな優しい漫画を描いていただきたいのだが。
マリーベルのような。
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テーマ: 週刊少年チャンピオン全般 - ジャンル:アニメ・コミック
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